亮ちゃんの脱退に寄せてのラブレター

錦戸亮くんのジャニーズ事務所退所、関ジャニ∞脱退に寄せて


何から話したら良いのかな。私はいま20歳の大学生です。関ジャニ∞が結成された時はたったの5歳だったけど、母が2005年からエイターなおかげでずーっと関ジャニ∞を見て育ってきた。だから、文字通り関ジャニ∞のいない世界を知らないし、覚えていない。物心つくと同時くらいに関ジャニ∞と出会っているなんて幸運な人間だなと思う。


母はドラマ「がんばっていきまっしょい」で亮ちゃんに出会って、それからずーっと、今でも彼のファン。2006年のFTON魂からずっと、1年だけ百日咳を拗らせて行けなかった年があったけどそれを除けば毎年私を連れて関ジャニ∞のライブに参戦している。

母曰く「青春だったトシちゃん(田原俊彦)がジャニーズを辞めて、大好きだった尾崎(尾崎豊)が死んでから、本当に久しぶりに出会ったすごく輝いている人」だったらしい。

ところで私は、そんな母の英才教育の賜物で立派なエイターに成長し、最近では専らの情報収集は私の担当。新曲が出ると「初回の特典は○○だけどどれを買う?」とか聞いて予約ポチったりなんかもしてる。ちなみに安田担です。まあそんなこんなで、関ジャニ∞は私にとって家族と幼馴染の次に付き合い(付き合い?というのはおかしいけど)の長いお兄ちゃんたち。おこがましいのは分かっていて、でもわたしは彼らと一緒に育ってきたと思う。

いつだったか忘れちゃったけど、ライブでまだ小さかったわたしの手を握ってくれたことがありました。今じゃ考えられないな。今でもよく自慢してる。亮ちゃんと握手したことあるんだよ!なんて(笑) なつかしいな。


内くんがアンコールで舞台にのぼって、みんなで大泣きした日を覚えています。隣の席にいた安田担のお姉さんと母がメールアドレスを交換して、そのあと何回か「内くんがきてくれたね」ってメールをしていた。ツナギが似合っている可愛いお姉さんだったな。

すばるくんの会見を見て、信じられなくてどうしようもなく泣いてしまった日のことはまだ記憶に新しいです。でも、亮ちゃんの「これからは僕が……」って言葉に支えられて前を向けたよ。ありがとう。


そして昨日。

亮ちゃんが十五祭をもって関ジャニ∞を辞めたこと、そして今月いっぱいでジャニーズ事務所を退所することが発表されました。

十五祭の東京公演は2日とオーラスに入っていたから、15→16 to be continuedの字が出たとき、あっ大丈夫なんだなって勝手に安心していたのだけど、やっぱり亮ちゃんは辞めてしまいました。

信じたくなくて、5人の動画に慣れるわけなんかなくて、往来の真ん中でぼろぼろ泣いて、なんでーーーー!!!って叫ぼうかと思ったけど、それでも亮ちゃんに対して負の感情なんてこれっぽっちも湧いてこなかった。どんな生き方をしていても私はもう錦戸亮くんに心底惚れてしまっているから、彼のことを愛することしかできないんだなと実感させられた。

すばるくんが辞めたとき、そして章ちゃんの病気のことを知ったとき。関ジャニ∞のみんなと同じで私も、今後の関ジャニ∞についてたくさん考えた。どうなるんだろうって何回も。そのとき、私がありがたいことに平均寿命まで生きることができたなら、関ジャニ∞の終わりを必ずどこかで見ることになるんだなと悟った。それは彼らの意思かもしれないしそうじゃないかもしれないけど、だって、私は亮ちゃんたちより14歳も年下なんだから、1年後か5年後か20年後かは分からないけれど、そっか、いつかその日が来るんだ。と思った。


「推しは推せる時に推せ」


いつか、彼らが何か大事な選択をしたときに彼らのファンとして悔いのない時間を生きたと言えるように、そしてどんな形であれ彼らの意思と願いと未来を尊重できるように、そういう心づもりで生きようと思った。


亮ちゃん。

とても悲しいです。私が初めて出会ったアイドル。私の記憶の中に、あなたがいない瞬間は一瞬だってないです。ずっとアイドルでいてくれると心のどこかで思っていました。悲しいし、さみしいし、本当は永遠に関ジャニ∞錦戸亮でいてほしいよ。物分かりの良いようなことを言っているけど、わたしは昨日の夜これでもかというほどに泣いて3時間しか寝られなくて朝もコンタクトが入らないくらい目が腫れていて。本音としては、いなくなってほしくない。

とても辛いです。悲しいです。

でも、そんな感情も亮ちゃんからもらう感情は全部全部愛おしい宝物になってしまうんだから、弱っちゃう。あなたが歩もうと決めた道は何でも応援したいと思っちゃう。亮ちゃんなりのエンターテイメント、見せてほしいと思っちゃう。

ぐちゃぐちゃな矛盾した気持ちでごめんね。


亮ちゃん、「関ジャニ∞を辞める時はジャニーズを辞める時」っていう遥か昔の言葉、守ってくれてありがとう。

十五祭の間ずっと、最高のパフォーマンスを見せてくれてありがとう。

オーラスのWアンコール、最後の「無限大」で「歌ってー!」って私たちの声を聞いてくれてありがとう。

もう、このまま姿を見せずに退所するんだろうな。最後の最後の姿、無限大を歌う姿、これまでにないくらい格好良かったから、悲しいけど納得できます。「十五祭は純粋に楽しんでほしかった」って言うけど、ほんっとーーーーーに楽しかったんだからな!!!


昨日、母は寂しそうに、でも納得した顔で「最後までかっこよかったね」って笑ってたよ。でもそのあと、夜中に泣き腫らした目で私の部屋に来て「やっぱり辛いね」って言って、でも「ありがとう」って言ってたよ。亮ちゃんが、関ジャニ∞がいなかったら、お母さんとこんなに仲良くなかったろうなっていつも思う(笑) 

どれだけ届きますか。私たち、亮ちゃんにたくさんのものをもらったよ。刹那の熱狂だけじゃなくて、永遠に残る愛情だよ。


たった一言だけ あなたに伝えることができるなら 考えるより心からの言葉『ありがとう。』」


私たちは、亮ちゃんの生き様を見た。関ジャニ∞の本気のステージを見た。この目で、エンターテイメントを目の当たりにした。最後まで楽しんでもらおうって言うその気持ちだって、残酷に思えるほどに伝わりました。

関ジャニ∞の亮ちゃんを応援して来た日々に間違いはなかったと、幸せだったと、いつまでも大好きだと、言い切れます。ありがとう。


関ジャニ∞の亮ちゃん、さようなら。

錦戸亮さん、これからも大好きです。

いつか、あなたが困難にぶつかって立ち止まったときに、8色に光るペンライトの海を思い出してくれたら良いなと、そう思います。


2019.9.6  愛を込めて

#関ジャニ∞ #錦戸亮